携帯・格安SIMの解約は電話でできる?8社の窓口と手続きを比較

「携帯 解約 電話」で検索してこのページにたどり着いた方へ。先に結論をお伝えします。電話番号は載っているのに、それが「解約の窓口」ではない——これが8社で起きていることです。しかもその答えは、公式サイトのかなり奥(提供条件書のPDFや、重要説明事項の下のほう、電話の音声ガイダンス表)にしか書かれていません。解約用の番号が見つからないのは、あなたの探し方が悪いからではありません。

結論から言うと・・・

電話で解約できる会社・できない会社

電話番号そのものは、8社のうち7社が公開しています(無いのはpovo2.0だけ)。しかし解約の窓口として電話が案内されているのは2社——ワイモバイル(重要説明事項が「解約の手続きは、契約者ご本人よりワイモバイル カスタマーセンター、またはワイモバイル ショップへお問い合わせください。」)とmineo(サポートダイヤルの音声ガイダンス『2』が「サービス・料金のご案内、番号ポータビリティ、解約」)だけです。逆に電話では受け付けないと公式が明記しているのが、ahamo・UQモバイル(2024年9月12日で受付終了)・povo2.0(電話も店頭も無し)・LINEMO(開通後の解約)の4社。楽天モバイルとOCN モバイル ONEは、電話番号はあるものの解約の窓口としては案内されていない——という3層に分かれます。そして「電話1本でその場で解約が完了する」と公式が言い切っている会社は、8社に1社もありません。

カイくん

解約したいのに、公式サイトのどこにも電話番号が見当たりません。私の探し方が悪いんでしょうか?

ヤクちゃん

電話がダメでも、店舗に行けばやめられますよね? あと、番号を残したいときは「解約」でいいんですか?

この記事は、ahamo・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイル・LINEMO・povo2.0・mineo・OCN モバイル ONE の8社について、各社公式の一次情報だけを読んで「窓口」「お金」「消えるもの」「8日以内の逃げ道」を横に並べたものです。

目次

まず「自分の会社は電話で解約できるのか」を1枚で確かめる

この記事の核はここです。解約の窓口は、8社で驚くほど揃っていません。しかも同じ会社でも用途(解約/MNP転出/申し込みキャンセル/8日間キャンセル)で窓口が分かれます。「電話番号が載っていた=そこにかければ解約できる」ではありません。表の3列目は、公式が電話を解約の窓口として案内しているかで読んでください(○=案内あり/✕=受け付けないと明記/△=番号はあるが解約の窓口としては案内なし)。

会社解約(番号を捨てる)の窓口電話で解約できるか公開されている電話番号と受付時間
ahamoahamoお手続きサイト(My docomo)のみ/24時間。ドコモショップ・インフォメーションセンターでは手続き不可と提供条件書に明記通常の解約用は無し。8日以内キャンセルのときだけ、ドコモ インフォメーションセンター 0120-800-000(ahamoの携帯から113)午前9時〜午後8時/8日以内キャンセル受付センター 0120-580-130 午前10時〜午後6時
楽天モバイルmy 楽天モバイル(Web)/Rakuten Link アプリ/楽天モバイルショップ(「解約のお手続きもショップで可能です。」と明記)△(解約関連の各ページとよくあるご質問サイトマップの全1,032ページを確認したが、回線の解約を電話で受け付けるという記載は見つからず〔未確認〕)050-5434-4653(楽天モバイルの表記は「有料」)9:00〜17:00・年中無休=利用中の方の問い合わせ窓口。Web解約はワンタイムパスワードが必要で、端末が手元に無いと止まる。その場合の公式導線はチャット 9:00〜23:00(最終受付22:30)
ワイモバイルMy Y!mobile(24時間・20時以降の申し込みは翌日扱い)/ワイモバイルショップ(重要説明事項が解約の問い合わせ先として明記。ただしサポートの「MNP転出・解約」ページはWebとショップしか挙げていない)ワイモバイル カスタマーセンター(オペレーター)151/他社携帯・固定電話から 0570-039-151/海外から +81-44-382-0800、10:00〜19:00・年中無休・通話料有料。自動音声は116/0120-921-156(24時間)
UQモバイルMy UQ mobile(Web・アプリ)/店舗。21:10以降の受付完了は解約日が翌日✕(2024年9月12日をもって電話での解約受付を終了)解約専用は無し。MNP転出 0120-001-659(無料)9:00〜20:00/転出前の相談 0120-923-801(無料)9:00〜20:00/お客さまセンター 0120-929-818(無料)10:00〜19:00=8日間キャンセルの申告先
LINEMOMy Menu(LINEMO解約受付サイト)のみ/24時間受付・20時以降は翌日扱い✕(開通後)/○(開通前と8日間キャンセル)開通後の解約窓口は無し。申し込みキャンセル・8日間キャンセルはLINEMO申込事務局=eSIMで申し込んだ場合 0800-170-8407/SIMカードで申し込んだ場合 0800-100-1850(10時〜19時)。0800-919-3442は紛失・盗難の緊急停止で解約とは無関係
povo2.0povo2.0アプリ/povo公式サイトのみ✕(電話も店頭も無し無し。「各種送付物や通知において、連絡先電話番号が記載されている場合がありますが、それらの記載に関わらず、お電話では対応しておりません。」相談はチャットサポート(24時間自動応答)
mineoマイページ(my.mineo.jp)のみ/解約受付は9:02〜20:59店舗(mineoショップ・mineoスポット)は解約を取り扱っていない△(電話の音声ガイダンスに「解約」の区分がある一方、提供条件は「解約のお手続きは、mineoマイページ(my.mineo.jp)にて受け付けます(一部の受け付けは除く)」「名義変更、緊急停止は電話(mineoサポートダイヤル)にて受け付けします」と書き分けており、電話だけで完結するかは〔未確認〕)mineoサポートダイヤル 0120-977-384(通話料無料)9:00〜18:00・年中無休。音声ガイダンス『2』が「サービス・料金のご案内、番号ポータビリティ、解約」/つながらない場合 050-7102-8890(有料)
OCN モバイル ONEOCN マイページ(Web)のみ/公式手順は全18ステップ△(「電話では不可」とはどこにも書かれておらず、解約手順・解約FAQ・解約申し込みページに解約専用番号の案内が無い、というだけ)OCNカスタマーズフロント 0120-506506 10:00〜19:00(日曜・祝日・年末年始を除く)=各種申し込み・問い合わせ窓口。有人チャットも同じ時間帯

出典:(ahamo「携帯電話の解約の手続き方法」同「8日以内キャンセル」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイル「解約のお手続き方法」同「解約について」同「お問い合わせ」・2026年9月7日確認)、(ワイモバイル「MNP転出・解約」同「重要説明事項(共通事項)」同FAQ 20782・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「解約・MNP(他社へお乗りかえ)」同「解約にあたっての重要事項説明書」(解約時・PDF)・2026年9月7日確認)、(LINEMO FAQ 27261同「新規番号での契約の流れ」・2026年9月7日確認)、(povo 重要事項説明povo「解約・加入手続きのキャンセル」・2026年9月7日確認)、(mineo FAQ 4206925mineo「お問い合わせ」mineo 大阪(店舗詳細)・2026年9月7日確認)、(OCN「OCN モバイル ONEの解約手順」同「カスタマーズフロントの電話番号」・2026年9月7日確認)

各社の手順・必要なもの・つまずきどころは、それぞれの記事にまとめてあります。

🔑 8社を並べて見えた、効きどころ3つ

① 「電話が無い」と「解約の窓口として案内されていない」は別のこと。povo2.0だけは「お電話・店頭での対応はございません。」と全面的に言い切っています。一方、ahamo・UQ・LINEMO・OCNには電話番号そのものはあります。ただしその番号は、有料オプションの加入者向けだったり(ahamo)、MNP転出専用だったり(UQ)、開通前の申し込みキャンセル用だったり(LINEMO)、解約とは限らない「各種申し込み・問い合わせ」窓口だったり(OCN)します。かける前に「その番号は何の窓口か」を確かめないと、待たされた末に「ここでは受け付けていません」と言われます。

② 店舗に行けば何とかなる、は通用しない会社がある。店舗で解約できると公式が明記しているのは楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイルの3社だけ。mineoは店舗を持っているのに解約は扱っていません——店舗ページの取り扱いサービス一覧で「解約」に✕を付け、注意事項にも「解約、ご利用料金のお支払い、mineo端末の修理などといった業務は、現在取り扱っておりませんので、あらかじめご了承ください。」と書いています。povo2.0も、auショップやUQスポットでは対応しないと明記しています。

③ 「受付時間」ではなく「締切時刻」でつまずく。Web解約は24時間受付でも、その日のうちに完了する締切が別にあります。UQモバイルは21:10、ワイモバイルとLINEMOは19:59、mineoは20:59、povo2.0は20時。いずれもそれを過ぎると翌日の処理になります。月末最終日の夜に駆け込むと、解約日が翌月1日にずれて1か月分よけいに払うことになります。

🧭 自分はどれに当たるか(状況から辿る)

「とにかく電話で解約したい」

かけて話が進む見込みがあるのはワイモバイルとmineoの2社です。ワイモバイルは重要説明事項に「解約の手続きは、契約者ご本人よりワイモバイル カスタマーセンター、またはワイモバイル ショップへお問い合わせください。」とあり、番号は151(他社携帯・固定電話から0570-039-151)、オペレーター対応は10:00〜19:00。mineoはサポートダイヤル 0120-977-384 の音声ガイダンス『2』が「サービス・料金のご案内、番号ポータビリティ、解約」で、解約が受付内容として名指しされています。ただしどちらも「電話1本でその場で解約が完了する」とは書いていません。ワイモバイルの重要説明事項には「解約の手続きは、解約申請書が当社に到着してからとなります。」とあり、サポートの「MNP転出・解約」ページが挙げる手続き方法はWebとショップの2つだけ。mineoの提供条件も、解約の受付窓口はマイページと書いています。1回で終わらせたいならWeb(またはショップ)が確実です。詳しくはワイモバイルの解約記事mineoの解約記事へ。

逆に、電話では受け付けないと公式が言い切っているのがahamo・UQモバイル・povo2.0と、開通後のLINEMOです。UQモバイルの場合、電話がまるごと消えたわけではなく「番号を残さない解約の手続き」の電話受付だけが2024年9月12日で終わっています。MNP転出(0120-001-659)と転出前の相談(0120-923-801)は9:00〜20:00で今も電話です。楽天モバイルとOCN モバイル ONEは、この2つのどちらでもありません。電話番号はあり、「電話では解約できない」とも書かれていませんが、解約の窓口としては案内されていない——つまり、かけて受け付けてもらえるかどうかは公式からは分かりません〔未確認〕。詳しくはUQモバイルの解約記事povo2.0の解約記事へ。

「Webでやろうとしたら認証で止まった」

ここが電話を探す人の本当の理由であることが多い場所です。楽天モバイルは「解約をご希望のSIMカード/eSIMを開通している製品でのみ、ワンタイムパスワードを受け取れます。」としており、端末を失くした・壊した・すでに他社へ移ってSIMを抜いた状態だとWebでは進めません。公式が案内している行き先は電話ではなくチャット(9:00〜23:00・最終受付22:30)です。povo2.0も認証用SMSが「ご契約中の電話番号宛」に届く仕組みで、SIMを削除済みなら先にSIMの再発行が要ります。OCN モバイル ONEは登録の連絡先電話番号にSMSか自動音声で認証番号が届き、その番号が使えない場合はカスタマーズフロント 0120-506506へ、と公式が案内しています。詳しくは楽天モバイルの解約記事OCN モバイル ONEの解約記事へ。

「番号を残したい/捨てたい」

ここを間違えると取り返しがつきません。番号を残して他社へ移るなら、8社すべてで「解約」ボタンを押す必要はありません。移転先での契約が成立した時点で、元の契約は自動的に解約されます。逆に先に「解約」を押すと、その電話番号は戻りません(楽天モバイルは「解約手続きのキャンセルや、一度ご解約いただいた回線契約の再開は承っておりません。」、povo2.0は「povo2.0では、解約のお申し込みを取り消すことはできません。」、OCNは「解約したSIMカードの電話番号は、再利用・データなどの復元はできません。」)。とくに紛らわしいのがOCN モバイル ONEの解約申し込みページで、「本サイトは解約専用です。…他事業者への転出(MNP転出)はできません。」と書かれています。同じ「やめる」入口に見えて、番号を残す道はここには無い、という意味です。

「契約したばかりで、やっぱりやめたい」

期限が短いので、まず動いてください。8社とも「8日」という数字は共通ですが、制度の名前・起算日・理由の限定・申告方法・対象範囲がすべて違います。後述の一覧で自分の会社を確かめて、その日のうちに申告先へ連絡してください。povo2.0だけは、起算日が「トッピングの最新購入日」で更新されうるという特殊な書き方をしているので、「もう8日過ぎた」と自分で決める前に購入履歴を見る価値があります。

📱 MNP予約番号:もう要らない会社と、まだ要る場面

「mnp 予約番号」は今も月3万回以上検索されていますが、実務はかなり変わりました。移転先がMNPワンストップに対応していれば、予約番号を取る必要はありません。移転先だけで手続きが完結します。まず乗り換え先の公式ページで対応状況を確かめるのが最短です。8社の転出手数料は、いずれも0円です。

予約番号を取る場合の有効期限も、先に整理しておきます。表では「発行日を含め」「発行当日を含めた」「予約日当日を含む」「取得日を含めて」と言い回しが社ごとに割れていますが、意味はすべて同じで、発行した当日を1日目と数えて15日間です。数え方で差は出ません。差が出るのは失効したあとのほうで、UQモバイル・povo2.0・mineoは「期限が切れても自動解約にはならず契約は続く」と明記しています。予約番号を取っただけでは、元の会社はやめたことになりません。

会社ワンストップ(予約番号なし)予約番号の発行窓口と受付有効期限グループ内へ移る場合
ahamo公式が「『ワンストップ方式』に対応しているため、移転先によって、MNP予約番号の取得が必要ない場合があります」と明記ahamoお手続きページ/24時間(システムメンテナンス時を除く)〔未確認〕転出時の有効期限の明記は見つからず(「携帯電話の解約の手続き方法」ページと、ahamoよくある質問の全539件を取得して確認。見つかったのは他社からahamoへ転入する側の「発行から15日」の記述のみ)
楽天モバイル対応。ワンストップ対象の携帯電話会社の一覧を公式が掲載(増減するため直前に確認)my 楽天モバイル「その他のお手続き」→「他社へのお乗り換え(MNP)」発行日を含め15日間
ワイモバイル「移転先の事業者によっては、ワイモバイルでMNP予約番号の発行を行わなくても、移転先のオンラインストアでお手続き(ワンストップ)ができる場合があります」My Y!mobile 0:00〜24:00(20時以降の発行受付は翌朝9時以降にSMS通知)/電話 0800-222-8449(無料)9:00〜20:00・ガイダンスで「1」/ショップ発行当日を含めた15日間ソフトバンク・LINEMOへの番号移行なら予約番号は不要(移行先で契約事務手数料が別途かかります)
UQモバイル対応(KDDI・沖縄セルラーは2023年5月24日から)。ただし解約予約の完了後5日以内に移転先の申し込みを完了させること、中断したらMy UQ mobileで解約予約のキャンセルが必要な場合があること、という条件付きMy UQ mobile/店舗/電話 0120-001-659(無料)9:00〜20:00予約日当日を含む15日間。期限を過ぎてもUQ mobileは自動解約になりませんau・povo2.0への番号移行なら予約番号は不要(移行先で手続き)
LINEMO「移転先の事業者のオンライン手続きによっては、MNP予約番号の発行を行わずにお手続き(ワンストップ)ができる場合があります」=LINEMO側は可否を断言していないMy Menu 0時〜24時(年中無休)/20時以降の発行受付は翌朝9:00以降にSMS通知/キャンセル受付は9:00〜20:00予約日を含めて15日間ソフトバンク・ワイモバイルへの番号移行なら予約番号は不要(契約解除料は0円だが番号移行手数料は別途)
povo2.0重要事項説明に転出時のワンストップの記載あり(解約予約の完了後5日以内に移転先の手続きを完了)。ただし転出側で使える対象事業者の一覧は公式に見当たらず〔未確認〕povo2.0アプリ/公式サイト。発行申し込みは24時間可、番号の通知は7時〜21時30分。契約開始日当日は発行できない予約日を含めて15日間。期限を過ぎてもpovo2.0は自動解約になりませんau・UQ mobileへは取り扱い店での手続きなら予約番号は不要(オンラインショップなら必要)
mineo対応。転出先で申し込み→mineoのMNPワンストップ転出専用ページで転出手続き。先に予約番号を発行済みだと使えないと公式が注意マイページ/24時間受付(9:02〜20:59以外は翌日9:30以降の順次対応)取得日を含めて15日間。失効しても解約にはならず契約は継続—(シングルタイプはMNP転出の対象外
OCN モバイル ONE〔未確認〕ワンストップの案内は見当たらず(MNP予約番号のFAQ、会員向け「MNP転出について」、解約方法の各FAQを確認。公式が案内しているのは予約番号の発行)OCN マイページ「解約のお手続き」→「MNP予約番号の発行」。発行に3営業日程度、対象は音声対応SIMのみ予約日の当日を含む15日間。予約番号のキャンセル・解除はできないドコモの料金プランへ移る場合も、扱いはMNP転出

出典:(ahamo「携帯電話の解約の手続き方法」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイル「他社からの乗り換え(MNP)」・2026年9月7日確認)、(ワイモバイルFAQ 21461同FAQ 23340・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「解約にあたっての重要事項説明書」(他社へのMNP転出時・PDF)同FAQ・MNP予約番号の有効期限・2026年9月7日確認)、(LINEMO FAQ 27243同「必要な費用一覧」・2026年9月7日確認)、(povo 重要事項説明povo「povo2.0からau/UQへ移行する方法」・2026年9月7日確認)、(mineo FAQ 4206870・2026年9月7日確認)、(OCN FAQ・MNP予約番号を発行するにはOCN「ご契約中のお客さま」・2026年9月7日確認)

💰 月途中の解約は「日割り」か「満額」か

ここは「いつ手続きするか」に直結します。日割りにならない会社(ahamo・ワイモバイル・UQ現行プラン・LINEMO・OCN)は、月初にやめても月末にやめても請求は同じ。急いで月初にやめる金銭的なメリットはありません。ただし月をまたぐと1か月分まるごと増えます。逆にmineoは原則日割りなのに、課金開始月の翌月末までにやめると解約月が満額になるという逆転があり、1日ずらすだけで請求が1か月分変わります。

会社解約月の基本料例外・注記
ahamo満額(2,970円・税込)「ahamoは日割り計算せず、月額定額料がかかります。」日割りになるのは新規契約と同時に申し込んだ月と、8日以内キャンセルの場合だけ
楽天モバイル日割りではない「解約までにご利用いただいたデータ利用量に応じてご精算いたします。日割りでのご請求ではありません。」オプションは原則日割りだが、通話かけ放題系・動画配信系・買い替え超トクプログラムは対象外。Rakuten最強U-NEXTはプラン料金が満額(→楽天モバイルの解約記事
ワイモバイル満額「スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)は月途中の解約の場合、日割計算となる料金プランはありません。」Pocket WiFi®は一部プランが日割り
UQモバイル満額旧プランだけ日割り(「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」「データ高速+音声通話プラン」「データ無制限+音声通話プラン」「スマホプラン」「くりこしプラン」)。au・povo2.0への番号移行も日割り。ただし「KDDI⇔沖縄セルラー間の事業者変更を伴うお手続き(MNP)は対象外です。」
LINEMO満額「MNP・解約月のご利用料金は日割り計算にならないので、ご注意ください!」例外は「持込端末保証 with AppleCare Services」「持込端末保証」で、こちらは日割り。8日間キャンセルなら解除日当日までの日割り
povo2.0基本料0円のため該当なし通話トッピング(通話かけ放題・5分以内通話かけ放題・留守番電話サービス)は「月途中で解約された場合でも日割りにはならず、満額でのご請求となります。」データトッピングは残量・有効期限が残っていても返金なし
mineo原則は日割り。ただし逆転あり「課金開始月、解約月ともに月額基本料金は日割り請求となります。ただし、課金開始翌月末までの解約の場合、解約月の月額基本料金は満額請求となります。」お試し200MBコース利用時・初期契約解除期間中・課金開始後にタイプ変更/プラン変更をした場合は日割り
OCN モバイル ONE満額「月の途中の解約の場合、解約月のOCN月額基本料の日割り計算は行わず1カ月分をお支払いいただきます。」SIMは解約月の月末まで使える。MNP転出でも日割りなし

出典:(ahamo「携帯電話の解約の手続き方法」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイルFAQ 00002034同FAQ 00001548・2026年9月7日確認)、(ワイモバイルFAQ 21419・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「解約にあたっての重要事項説明書」(解約時・PDF)UQ mobile「解約・MNP」・2026年9月7日確認)、(LINEMO「乗り換え・解約をご検討中のお客さまへ」同FAQ 27142・2026年9月7日確認)、(povo「解約・加入手続きのキャンセル」・2026年9月7日確認)、(mineo FAQ 4206912・2026年9月7日確認)、(OCN「解約のお申し込み 解約時のご注意事項」・2026年9月7日確認)

💴 契約解除料は「いくらか」より「誰に当たるか」

ここがいちばん誤解が多い場所です。各社が公式ページで大きく出している金額には、たいてい「いつ契約した人か」という限定句が付いています。しかもその限定句は、まとめのページには書かれず、提供条件書PDFやFAQ、契約約款の附則にだけ載っていることがあります。何年も使っている人が身構える必要は、多くの場合ありません。

会社金額(税込)誰に適用されるか(限定句をそのまま)
ahamo1,100円2025年7月1日以降に新規契約(MNP新規含む)された回線が、契約締結日から起算して1年(365日)以内に解約した場合。2025年3月1日〜6月30日の契約は、1年以内の解約かつ「①利用実態がない」「②同一名義の他回線を直近1年間に短期解約している」のいずれかを満たす場合のみ。2025年2月28日以前の回線は対象外(制度そのものが無い)。8日以内キャンセルによる解約は除く。※ドコモのお知らせは2025年7月1日以降の変更対象を「個人名義で新規契約いただいた回線」とし「法人名義の請求対象は変更ありません」としています。ahamoの契約名義は18歳以上の個人名義なので、読者は個人名義のルールで読んで問題ありません
楽天モバイル解約事務手数料 528〜1,100円回線利用開始日から1年以内の解約。1年経過後は0円。金額は割引の適用状況で変わり、「各種手数料」ページはRakuten最強プラン等を「最大980円(税込1,078円)」、Rakuten最強U-NEXTを「1,000円(税込1,100円)」としています。※日付の書き方が公式内で分かれます。FAQ「いつでも解約できますか?」だけが対象を「2025年4月1日(火)以降に回線をお申し込みかつご利用を開始し、1年以内にご解約した…お客さま」と限定し、料金表PDF・「各種手数料」・MNP転出のFAQ・「解約後のご請求について」の4か所にはこの限定句がありません
ワイモバイルシンプル3 S/M 858円/シンプル3 L 1,100円公式FAQ 23340は「2026年7月1日(水)以降に新規契約/のりかえ(MNP/番号移行)でご加入したお客さまが、回線提供開始月から12ヵ月以内に回線の解約をお申し込みの場合」としています。※「MNP転出・解約」ページ側には、この加入日の限定句がありません。2022年2月1日以降、契約更新月以外の解約でも従来の契約解除料は免除。法人契約・固定通信サービスは別途
UQモバイル最大1,100円/最大990円2025年10月1日以降に新規契約された回線】12料金月以内の解約で最大1,100円(上乗せ条件なし)。※「料金月」は暦の1年ではなく、契約ごとに定められた起算日で数えます。【2025年9月30日までに新規契約された回線】12料金月以内の解約かつ「①ご利用実態がない場合」「②対象回線の解約日から過去1年以内に、同一名義のほかの回線(契約期間1年以内)が解約されていた場合」のいずれかで最大990円。契約約款の附則はこの990円区分の始まりを「令和6年6月1日」=2024年6月1日と区切っており、12料金月が満了している回線が大半のため、2026年9月時点でこの区分はほぼ閉じています。割引後の月額料金が1,100円(990円)未満なら解除料はその額と同額。au/povoへの番号移行・8日間キャンセルは対象外
LINEMOベストプラン 990円/ベストプランV 1,100円提供条件書(更新日2026年7月1日)が対象としているのは「2026年7月1日以降に新規契約又はのりかえ(MNP/番号移行)によりLINEMOへ新たに加入を申し込み、ご加入されたお客さま」で、「LINEMOの回線の提供開始日が属する暦月から起算して12カ月以内」の解約。ソフトバンク/ワイモバイルへの番号移行と同時なら不要、8日間キャンセルも不要。※解約検討ページ・FAQ・「必要な費用一覧」には加入日の限定句がありません。ミニプラン/スマホプラン(2024年7月29日で受付終了)は「ご加入当月」の解約のみ990円
povo2.00円「いいえ、契約解除料・MNP転出手数料は発生しません。」ただし別枠で、過去1年以内に同一名義でpovo2.0を累計5回線以上申し込んだことがあると、次の契約で事務手数料3,850円。この累計には解約済み回線も含まれます
mineo0円「いいえ、最低利用期間は設定しておりません。」「いいえ、解約精算金はかかりません。」約款の料金表に残る「MNP転出時契約解除料」は、備考に「2019年10月1日以降に申し込まれたmineo契約である場合、MNP転出時契約解除料の支払いを要しません。」とあります
OCN モバイル ONE1,000円(不課税)音声対応SIMの「新コース以外」で、最低利用期間(本人確認書類の確認が完了した日を含む月を1カ月目として6カ月目まで)内に解約した場合のみ。SMS対応SIM・データ通信専用SIM・音声対応SIM「新コース」は対象外。新規申し込みもSIMカードの追加(2023年6月26日で受付終了)も閉じているため、いま最低利用期間の途中にいる回線は計算上残りません

出典:(ahamo「携帯電話の解約の手続き方法」NTTドコモ「契約解除料の請求対象変更について」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイル「各種手数料」同FAQ 00001279同 料金表(PDF)・2026年9月7日確認)、(ワイモバイルFAQ 23340同「MNP転出・解約」・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「重要事項説明」UQ mobile通信サービスⅡ契約約款(PDF)・2026年9月7日確認)、(「LINEMOベストプラン」提供条件書(PDF・更新日2026年7月1日)LINEMO FAQ 27139・2026年9月7日確認)、(povo2.0 FAQ No.1181povo 重要事項説明・2026年9月7日確認)、(mineo FAQ 4000016同FAQ 4206926・2026年9月7日確認)、(OCN FAQ・解約による違約金が発生する期間・2026年9月7日確認)

なお、端末の分割残債は契約解除料とはまったく別の話です。8社とも、回線をやめても残債の支払いは続きます(楽天モバイルは端末の分割そのものがクレジットカード会社の分割払いで、請求元もカード会社です)。回線の身軽さと端末の縛りは、分けて考えてください。

📦 解約すると消えるもの(メール・ポイント・データ・SIM)

手数料より高くつくのがここです。とくにOCN モバイル ONEは、MNP転出で電話番号を残しても、条件に当たるとOCNメールに保存中のメールが全部消えます。「番号を残すのだから何も失わない」という思い込みが、いちばん危ない会社です。

会社メールポイント・データSIMカード
ahamo@docomo.ne.jpは使えなくなる。残すなら「ドコモメール持ち運び」月額330円、解約日から31日以内に申し込み。申し込まない場合「クラウドに保存されたデータはすべて削除され、復元できません」dポイント・dアカウントは残る(契約者が亡くなったことによる解約は除く)返却を求める記載は見当たらず(解約ページ・契約解除申込書PDF・提供条件書・ドコモの解約手続きページを確認)
楽天モバイル楽メールは解約から31日間保持。続けるなら有料の「楽メール持ち運び」月途中解約で当月の獲得予定ポイントがもらえなくなる。Rakuten Linkの「通話履歴・メッセージなどはすべて削除されます」。楽天ドライブは50GB→10GB返却不要(各地域の分別で破棄)。解約証明書は発行なし=解約完了メールを保管
ワイモバイル@ymobile.ne.jp/@yahoo.ne.jpが使えなくなる。継続は「メールアドレス持ち運び」LYPプレミアム(ワイモバイル特約)は解除。My Y!mobileは解約後90日間は閲覧のみ。故障安心パック等は解約後も継続=別途解除が必要USIMカードは貸与品でショップが回収し「その場ではさみを入れて破棄します」(eSIMは返却不要)
UQモバイル@uqmobile.jpは使えなくなるau IDを電話番号で使っている場合、解約するとIDが解約日入りの別の文字列に書き換わる(MNP・番号移行なら同じ電話番号のまま)。auかんたん決済は当月中に支払い方法を変えないと決済に失敗し、自動解約になるサービスがある返却ではなく「切り込みを入れ、これを破棄」(契約約款第28条第2項)
LINEMOそもそも無い。「LINEMO契約者向けにMMS、Eメールのアドレスはご用意していません。」ソフトバンクポイントは消滅(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO間の番号移行なら引き継ぎ)。LINE連携は解除しないと解約後93日間は再連携できない。My Menuは解約後90日間閲覧のみ返却不要・自分で破棄。解約したSIMでの再契約は不可
povo2.0トッピングは「有効期間やデータ残量が残っていた場合でもご返金はできかねます」。Pontaポイントはau IDに紐づくので残る。請求書は解約前にアプリでダウンロード(解約後はログインできない)。povoアカウント等のデータは一定期間で全削除(日数は公式に記載が見当たらず〔未確認〕)返却不要。約款第21条は「切り込みを入れ、これを破棄していただきます」
mineo@mineo.jpは使えない。転出先の携帯電話会社でも継続不可パスケットのパケットもmineoコインも解約で無効。オプションは自動解約だが、コンテンツサービス(AWA・U-NEXT・Hulu等)は日経電子版を除き自動解約にならない=自分で解約Dプランのみ返却が必要(送料自己負担)。A・Sプランは返却不要
OCN モバイル ONE★MNP転出でも消えることがある。「MNP転出後にお客さま番号(Nから始まる10桁)単位のご契約に別の有効なSIMカード(容量シェアSIM)がない場合は、OCN モバイル ONEのご契約は解約いたします。また、他に回線プラン(OCN 光 with フレッツなど)のご契約がない場合は、OCNのご契約は解約となり、オプションサービスも解約となりますので、OCNメールなどに保存中の全データ(メール)は削除されます。」残すなら「OCN バリュープラン」月額275円へ変更。MNPを使う場合はWebで完結せず有人チャット(10:00〜19:00・日曜・祝日・年末年始を除く)が必要で、契約が切れるのは「転出が完了した月の月末」050 plusは、廃止月の翌月2日〜5日に支払い方法を変更しないと番号が消える。早すぎると割引が外れる返却が必要(送料自己負担)。「SIMカードをお送りいただいただけでは解約とはなりません。」レンタル端末は無償譲渡済みで返却不要

出典:(NTTドコモ「ドコモメール持ち運び」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイル「解約について」同FAQ 10000878・2026年9月7日確認)、(ワイモバイルFAQ 21405同FAQ 23330・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「解約にあたっての重要事項説明書」(解約時・PDF)UQ mobile通信サービスⅡ契約約款(PDF)・2026年9月7日確認)、(LINEMO FAQ 27173同FAQ 27140LINEMO ポイントプログラム・2026年9月7日確認)、(povo2.0 FAQ No.671同 No.1385・2026年9月7日確認)、(mineo FAQ 4000124同FAQ 40017545・2026年9月7日確認)、(OCN「ご契約中のお客さま」OCN バリュープランOCN「SIMカードの返却について」・2026年9月7日確認)

⏳ 「契約したばかり」の8日間は、会社ごとに別物

大事な前提を先に置きます。各社が案内している「8日間キャンセル」は、多くの場合、法律の「初期契約解除制度」そのものではありません。電気通信事業法施行規則第22条の2の7第1項第5号は、事業者が電波状況と法令遵守状況を確認できる措置(=「確認措置」)を用意し、総務大臣の認定を受けた場合を、法定の初期契約解除の「総務省令で定める場合」=適用除外として定めています。つまり8日間キャンセルは、法律の代わりに置かれた各社の制度です。同じ8日でも、名前・起算日・理由の限定・申告方法・対象範囲が違います。同一視しないでください。

なお、理由の書き方は各社ほぼ共通で、①自宅・勤務先・通学先などの電波状況が不十分 ②契約に関する十分な説明がなされていなかったことが明らか ③法令に基づく契約書面が交付されていない——の3つです。「気が変わった」は理由になりません。以下の表は、この3つを前提に各社で何が違うかだけを並べています。

会社呼び方と位置づけ条件・起算日どこへ申告するか
ahamo「8日以内キャンセル」。ahamo・ドコモの公式ページに「初期契約解除」の語は出てきません理由は上記3つと同じ。ただし対象になる手続きが4つに限定されており、そのうち料金プラン変更・割引サービスの申し込みは「電波状況を理由とした『8日以内キャンセル』の対象外」。期限は手続き日から8日以内(手続き日を含む)、申込書控えの受領が翌日以降ならその受領日から8日以内(→ahamoの解約記事電波状況なら0120-800-000(ahamoの携帯から113)午前9時〜午後8時/法令順守状況はチャット(午前9時〜午後10時)、チャットが難しければ0120-580-130 午前10時〜午後6時
楽天モバイル「初期契約解除」を公式に名乗る(専用ページと申請書PDFあり)「書面交付の場合:本サービスの提供を開始した日、もしくは後日お送りする『ご契約内容のご案内』の書面をお客様が受領した日のいずれか遅い日が、解約できる期間の起算日です。」電子交付なら提供開始日。「起算日から8日以内までの消印有効です。」端末は対象外「初期契約解除申請書」を印刷・記入して郵送(簡易書留など配達記録が残る方法を推奨)。MNPとセットなら消印日から14日以内に転入手続きを完了させること
ワイモバイル契約した場所で制度が変わる。重要説明事項は「※店舗、オンラインでご契約いただいた場合、初期契約解除は適用になりません。訪問販売または電話勧誘販売によりご契約されたお客さまは、契約時交付書面の受領日またはサービス提供開始日のいずれか遅い方から8日間、書面により契約の解除ができます(PHSを除く)。」店舗・オンライン契約者向けは自主制度の「契約のキャンセル(8日間キャンセル)」8日間キャンセルは、上記3つの理由に当たる場合に、サービス提供開始日または契約書面受領日のいずれか遅い方から当該日を含む8日間。初期契約解除をした場合は「ご契約時に購入した機種の返却が必要です」「ご契約いただいた店舗又はワイモバイルオンラインストア事務局(オンラインで購入された方のみ)」
UQモバイル公式サイトで大きく案内されているのは「8日間キャンセル(確認措置制度)」。初期契約解除については「契約書面に詳細が記載されていますのでご確認ください。」とだけ。契約約款には初期契約解除の規定があり、その場合の解除料は不要電波が理由なら申込当日を含む8日以内に「電波サポート24」へ連絡し、その受付メールの受信日を含む8日以内に申告販売店で申し込んだ場合は手続きした販売店。UQ mobile online shopまたはMy UQ mobileで申し込んだ場合はUQ mobileお客さまセンター 0120-929-818(10:00〜19:00・年中無休)
LINEMO「8日間キャンセル」提供条件書(作成日2026年7月1日)。約款・重要事項説明・提供条件書・解約関連ページ・よくあるご質問268件に「初期契約解除」の語は1件もありません上記3つの理由に当たる場合に、「サービス提供開始日または契約書面受領日のいずれか遅い方から当該日を含む8日間」。基本料は解除日当日までの日割り、従量料金は全額。契約解除料は発生しない提供条件書は「ご契約時の問い合わせ窓口へご申告ください」。FAQ 27261が「申込完了メールに記載のLINEMO申込事務局にご申告ください。受付時間:10:00 ~ 19:00」と具体化(eSIM 0800-170-8407/SIMカード 0800-100-1850)
povo2.0「povo2.0通信サービスは、8日間キャンセル(初期契約解除制度)の対象です。」と重要事項説明が明記。約款第12条の条文名も「povo2.0契約者が行う初期契約解除」起算日が動く。「契約書面の受領日又はサービスを開始した日(通信サービスを含むトッピングを購入した場合は、トッピングの最新購入日)のいずれか遅い日から起算して8日以内」。ただしこの括弧書きは重要事項説明とFAQにあり、契約約款第12条には見当たりません。オートチャージされたトッピングは対象外povoサポート(チャット)。「auショップ、UQスポット等のau/UQ mobile取扱店、au/ UQ mobileのお客さまセンターでは承ることができません」
mineo提供条件の見出しがそのまま「【5】初期契約解除(本項は、デュアルタイプをご契約いただいたお客さまのみが対象となります。)」デュアルタイプ(音声通話つき)限定。シングルタイプ(データ通信のみ)は対象外。法人契約も対象外(約款第15条の2第3項)。新規契約だけでなくプラン変更・タイプ変更・コース変更も対象(シングルタイプのまま行う変更は除く)。効力は書面なら消印日付、マイページなら手続完了時から。初期契約解除ではMNPを利用できません(他社からMNPで引き継いだ番号を除く)書面を〒530-8780 大阪北郵便局 私書箱75号 株式会社オプテージ お客さまサポートセンターへ郵送、またはマイページ(受付時間内のみ)
OCN モバイル ONE約款第21条第5項に初期契約解除の規定あり。約款全71ページに「確認措置」の語はありませんただし新規受付が終わっているため、いま初期契約解除を使える段階の人はいないことになります

出典:(ahamo「8日以内キャンセル」・2026年9月7日確認)、(楽天モバイル「初期契約解除について」・2026年9月7日確認)、(ワイモバイル「重要説明事項(ご契約とご利用について)」同「契約のキャンセル」・2026年9月7日確認)、(UQ mobile「重要事項説明」・2026年9月7日確認)、(「8日間キャンセル」提供条件書(PDF・作成日2026年7月1日)LINEMO FAQ 27261・2026年9月7日確認)、(povo 重要事項説明povo2.0 FAQ No.582・2026年9月7日確認)、(mineo通信サービス提供条件(PDF)mineo通信サービス契約約款(PDF)・2026年9月7日確認)、(OCN モバイルアクセスサービス契約約款(PDF)・2026年9月7日確認)

⚖️ 8社に共通して効く法律の話

携帯電話・格安SIMの契約を規律しているのは、特定商取引法ではなく電気通信事業法です。通信販売の定期購入で使う「クーリング・オフ」の話を持ち込まないでください。この分野で相当するのは、同法第26条の3の初期契約解除制度です。

電気通信事業者と第二十六条第一項第一号又は第二号に掲げる電気通信役務の提供に関する契約を締結した利用者は、総務省令で定める場合を除き、前条第一項の書面を受領した日(当該電気通信役務(第二十六条第一項第一号に掲げる電気通信役務に限る。)の提供が開始された日が当該受領した日より遅いときは、当該開始された日)から起算して八日を経過するまでの間(…)、書面により当該契約の解除を行うことができる。

電気通信事業法 第26条の3第1項

読み落としやすい点が2つあります。ひとつは「総務省令で定める場合を除き」という限定句。8日以内なら誰でも無条件に解除できる、という制度ではありません。その「除く場合」の代表が、前の節で触れた確認措置(施行規則第22条の2の7第1項第5号)です。各社が「8日間キャンセル」と呼んでいるものが法律の初期契約解除ではないのは、このためです。もうひとつは起算日で、契約した日ではなく「書面を受領した日」、サービスの提供開始がそれより遅ければ「開始された日」です。

そして、この制度でいちばん実務的に効くのが第2項です。

前項の規定による電気通信役務の提供に関する契約の解除は、当該契約の解除を行う旨の書面を発した時に、その効力を生ずる。

電気通信事業法 第26条の3第2項

=発信主義。相手に届いた日ではなく、あなたが投函した日が基準です。8日目に出せば、到着が9日目でも間に合います。だからこそ、消印と記録が残る方法(特定記録郵便・簡易書留など)で送り、控えを保管してください。前の表で見た楽天モバイルの「消印有効」も、mineoの「郵便で発送された消印日付」も、この条文をそのままなぞったものです。通常の解約(届いて手続きが終わった日が解約日)とは基準日が逆向きなので、混同しないでください。

お金についてはこう定められています。

電気通信事業者は、第一項の規定による…契約の解除があつた場合には、当該契約の解除をした者に対し、当該契約の解除に伴い損害賠償若しくは違約金を請求し、又はその他の金銭等…の支払若しくは交付を請求することができない。
ただし、当該契約の解除までの期間において提供を受けた電気通信役務に対して当該契約の解除をした者が支払うべき金額その他の…総務省令で定める額については、この限りでない。

電気通信事業法 第26条の3第3項

ただし書があるので「一切ゼロ」ではありません。使った分の通信料や、会社によっては事務手数料は請求されます。そのうえで、規約に何が書いてあっても覆せない一文がこれです。

前各項の規定に反する特約で利用者に不利なものは、無効とする。

電気通信事業法 第26条の3第5項

窓口で「うちの規約では初期契約解除はできない決まりです」と言われても、その特約のほうが無効になります(もちろん、そもそも初期契約解除の対象になる契約であることが前提です)。さらに、事業者が解除に関することで事実と違う説明をし、それを信じたせいで8日以内に解除しなかった場合は、あらためて解除できる旨を記載して交付された書面を受領した日から8日、と期間が延びる規定も同条第1項のカッコ書きにあります。「8日過ぎたからもう終わり」で自動的に決まるわけではありません——ただし、これは不実告知があった場合に限られます。

勧誘や引き止めについては第27条の2が、事業者の禁止行為として「故意に事実を告げず、又は不実のことを告げる行為」「契約を締結しない旨の意思…を表示したにもかかわらず、当該勧誘を継続する行為」などを挙げています。解約を申し出たときに別プランを勧められること自体は営業の範囲ですが、「いりません」と一度伝えたあとも勧誘が続くのは第三号に触れるおそれがあります。違法かどうかを判断するのは総務省や裁判所なので、こちらは「断った」という事実(日付・担当者・言われた内容)を残しておくのが実務的です。

そして、電話がつながらない・チャットが進まないときの根拠が第27条です。「電気通信事業者は、…利用者からの苦情及び問合せについては、適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。」ただし、これは「つながらないから解約できたことにする」という話ではなく、処理を求める根拠です。納得できないまま話が進まないときは、消費者ホットライン 188に相談してください。全国どこからでも、最寄りの消費生活センターにつながります。

なお、解約を不当に妨げる提供条件を禁じた第27条の3第2項第2号は、総務大臣が指定した事業者に限って適用される規定で、全事業者に自動的に及ぶものではありません。同条第3項は「第一項の規定による移動電気通信役務の指定及び電気通信事業者の指定は、告示によつて行う。」としており、誰が対象かは告示を見ないと分かりません。今回の8社について、どの事業者が指定を受けているかは確認できませんでした〔未確認〕。

出典:(e-Gov 電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第26条の3・第27条・第27条の2・第27条の3・2026年9月7日確認)、(e-Gov 電気通信事業法施行規則(昭和六十年郵政省令第二十五号)第22条の2の7「書面による解除の例外」・2026年9月7日確認)、(消費者庁「消費者ホットライン」・2026年9月7日確認)

📝 まとめ:やめる前に確かめる5つ

  • 自分の会社は電話で解約できるのか。解約の窓口として電話が案内されているのはワイモバイルとmineoの2社。ahamo・UQ・povo2.0・開通後のLINEMOは公式が電話を明確に否定しています。楽天モバイルとOCNはその中間で、番号はあるが解約の窓口としては案内されていません。そして電話1本で完結すると言い切っている会社は1社もありません
  • 番号を残すなら「解約」を押さない。8社とも、移転先での契約成立で自動的に解約されます。押してしまうと番号は戻りません
  • 日割りかどうかで、急ぐ意味が変わる。満額の会社は月内ならいつでも同じ。ただし各社の締切時刻を過ぎると解約日が翌日にずれます
  • 契約解除料は「いつ契約したか」で決まる。ahamoは2025年7月1日以降、ワイモバイルは2026年7月1日以降、LINEMOは2026年7月1日以降、UQは2025年10月1日以降の契約が主な対象。それ以前からの利用者は、金額の表示に驚く必要はありません
  • 消えるものを先に逃がす。とくにOCN モバイル ONEは、MNP転出でもOCNメールの中身が全部消えることがあります。動くのは転出前です

契約したばかりで納得できていないなら、8日という時間はとても短いので今日のうちに動いてください。「規約でできない決まりです」と言われても、それで終わりではありません。困ったら 188 です。

出典一覧

※本記事は上記の公式情報をもとに作成した解説であり、個別の契約内容についての法的助言ではありません。料金・条件は変更されることがあるため、手続きの前に必ず各社の公式サイトで最新の内容を確認してください。

目次