UQモバイル解約の全手順|電話は不可・満額請求と契約解除料の条件

目次

UQモバイルの解約は「My UQ mobile」か店舗の2択。電話での解約受付は終了しています

UQモバイルをやめようとしてお客さまセンターに電話をかけ、「解約の受付は終了しました」と案内されて戸惑った方は少なくないはずです。これは案内ミスではなく、UQモバイル公式が明記している事実です。UQモバイルの「解約・MNP(他社へお乗りかえ)」ページには、「2024年9月12日をもって、お電話での解約のお手続きは終了いたしました。」と書かれています(UQ mobile公式・解約・MNP(他社へお乗りかえ)・2026年9月7日確認)。

結論

回線をやめるだけの「解約」は、My UQ mobile(Web・アプリ)か店舗のどちらかでしか手続きできません。一方、他社へ番号を持って移る「MNP転出」には電話窓口が残っています。そして月の途中でやめても基本使用料は日割りにならず、原則1か月分まるごと請求されます。

カイくん

解約したいのに電話がつながりません。どこにかければいいんですか?

ヤクちゃん

そもそも「解約」と「MNP転出」って、何が違うんでしょうか。

この記事は、UQモバイル(KDDI・沖縄セルラー電話)の音声つき回線をやめたい方に向けて、公式サイト・公式PDF・契約約款だけを根拠に、窓口・手順・お金・落とし穴・法律上の位置づけを整理したものです。他社の解説記事は一切参照していません。

窓口・電話番号・URLの早見表

やりたいこと使える窓口電話番号・受付時間
解約(番号を残さずやめる)My UQ mobile(Web・アプリ)/店舗
※電話受付は2024年9月12日で終了
解約専用の電話窓口はなし
MNP転出(他社へ番号ごと移る)My UQ mobile(Web)/店舗/電話MNP転出のお手続き
0120-001-659(無料)
9:00〜20:00(年中無休)
転出前の相談電話MNP転出に関するご相談
0120-923-801(無料)
9:00〜20:00(年中無休)
au・povo2.0へ移る(番号移行)移行先(au Online Shop/au Style・auショップ、povo2.0のサイト)で手続き
MNP予約番号は不要
UQ側での予約番号取得は不要
その他の問い合わせMy UQ mobileアプリから発信/チャットアプリが使えない場合
0120-929-818(無料)
10:00〜19:00(年中無休)

My UQ mobile(Web)のログイン先は https://my.au.com/aus/hc-cs/osm/OSM0020003.hc?agdt=2 です。アプリの場合は「マイページ」→「回線契約に関するお手続き」から手続き画面に進みます。MNPの電話窓口はIP電話からは使えず、契約者本人が契約中のスマートフォンから発信し、番号を通知する必要があります。非通知設定の場合は番号の前に186を付けます。本人確認では契約時に決めた暗証番号4桁を聞かれます(UQ mobile公式・解約・MNP(他社へお乗りかえ)・2026年9月7日確認/UQ mobile公式・お問い合わせ(チャット・電話)・2026年9月7日確認)。

🔑 発見:UQモバイルは「解約」と「MNP転出」で窓口の数が違う

同じ「やめる」でも、UQモバイルは出口によって使える窓口の数が変わります。公式ページの構成を読むと、その差がはっきりします。

  • 解約(純粋にやめる)=Web(My UQ mobile)と店舗の2つだけ。公式に「2024年9月12日をもって、お電話での解約のお手続きは終了いたしました。」との注記があります。
  • MNP転出(他社へ番号を持って移る)=Web・店舗・電話の3つ。電話窓口(0120-001-659)は残っています。
  • 番号移行(au・povo2.0へ移る)=移行先での手続きだけ。MNP予約番号は不要です。
  • 電話がまるごと使えなくなったわけではありません=終了したのは「番号を残さない解約の手続き」だけです。MNP転出(0120-001-659)と転出前の相談(0120-923-801)は電話で受け付けています。さらに「8日間キャンセル」をUQ mobile online shopやMy UQ mobileで申し込んだ人の申告先は「UQ mobileお客さまセンター」で、公式PDFはその番号を0120-929-818(10:00〜19:00・年中無休)と記載しています(UQ mobile公式・重要事項説明UQ mobile「解約にあたっての重要事項説明書」(解約時)・2026年9月7日確認)。

もうひとつ、時刻の落とし穴があります。My UQ mobileでの解約には受付時刻の締切があり、公式は「21:10以降に受付完了された場合、解約日は翌日となります。21:10以前に受付完了された場合でも、混雑状況により解約日が翌日となる場合があります。」と書いています(UQ mobile公式・解約・MNP(他社へお乗りかえ)・2026年9月7日確認)。月末最終日の夜に駆け込むと、解約日が翌月1日にずれ、翌月分の料金が発生する可能性があります。

なお、「しばらく使わないので休ませたい」という逃げ道はありません。公式のよくあるご質問は「UQ mobile携帯電話の一時休止はできません。」と明言しています(UQ mobile公式FAQ・携帯電話の利用を一時休止したい・2026年9月7日確認)。

「解約」「MNP転出」「番号移行」の3つの出口を整理する

UQモバイルの公式PDF「解約にあたっての重要事項説明書」には、次のように書かれています。

モバイルナンバーポータビリティ(MNP)を実施すると、UQ mobile との契約は解約となり、移転先事業者と新規契約することとなります。(中略)UQ mobile から au または povo2.0 への同一電話番号での変更を「番号移行」※といいます。

UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(他社へのMNP転出時/2026年5月現在)・2026年9月7日確認

つまりMNP転出も、UQモバイル側から見れば解約です。違いは「番号を残すかどうか」と「解約が成立する日」です。MNP転出の場合、解約の成立日は「MNP予約番号発行日ではなく、移転先事業者との新規契約が成立した日となります。」と定められています。移転先での手続きが終わった瞬間に、UQモバイルは自動解約になります(UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(他社へのMNP転出時)・2026年9月7日確認)。

MNPワンストップにも触れておきます。KDDIと沖縄セルラーは2023年5月24日からMNPのオンライン手続きでワンストップ対応を開始しており、予約番号なしで乗りかえができます(KDDIニュースリリース・MNPの手続きにおけるワンストップ対応を開始・2026年9月7日確認)。ただしUQモバイルから他社へ出ていく側で使う場合、公式PDFは次の条件を付けています。

・移転先事業者での MNP 申込開始後、「My UQ mobile」で解約予約を完了した場合、5 日以内に移転先事業者でのお申し込み手続きを完了させてください。
・移転先事業者でお申し込み手続きを中断した場合は、その再開にあたり「My UQ mobile」で解約予約のキャンセル手続きが必要となる場合があります。

UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(他社へのMNP転出時/2026年5月現在)・2026年9月7日確認

ワンストップは「予約番号がいらない」だけで、放置していいわけではありません。5日以内に移転先での申し込みを終える、途中でやめたらMy UQ mobileで解約予約をキャンセルする。この2点が抜けると、宙ぶらりんの状態になります。

従来どおり予約番号を取る場合、有効期限は予約日当日を含む15日間です。そして公式は「有効期限を過ぎても UQ mobile は自動解約になりません。」「有効期限内にほかの携帯電話会社へMNPによる新規加入手続きがされない場合、MNP予約番号は無効となり、au/UQ mobileの契約が継続します。」と明記しています(UQ mobile公式FAQ・MNP予約番号の有効期限について教えてください・2026年9月7日確認)。予約番号を取っただけで「やめたつもり」になっていると、翌月も請求が続きます。

My UQ mobileで解約する手順

STEP
先に「割引」と「残債」を確認する

自宅セット割・家族セット割に入っているか、端末の分割払いが残っているかをMy UQ mobileで確認します。ここを飛ばすと、あとで家族の請求が上がったり、残債だけが延々と続いたりします。

STEP
My UQ mobileにログインする

Webは My UQ mobile から。アプリの場合は「マイページ」→「回線契約に関するお手続き」を選ぶと手続き画面へ進みます。

STEP
「解約」か「MNP転出」かを選ぶ

番号を捨てるなら解約、他社へ番号を持っていくならMNP転出(またはワンストップでの解約予約)です。au・povo2.0へ移るなら、UQ側では手続きせず移行先で申し込みます。

STEP
21:10までに受付を完了させる

21:10以降に受付が完了すると解約日は翌日になります。21:10より前でも混雑状況で翌日になる場合があると公式が断っているため、月末最終日を狙うのは避けるのが無難です。

STEP
SIMカードを処分し、翌月の請求を確認する

SIMカードは返送ではなく、契約約款上「切り込みを入れて破棄」する扱いです(後述)。解約月の料金は契約中と同じ支払い方法で翌月に請求されます。

店舗で解約する場合の持ち物は、公式FAQが「契約者の本人確認書類、ご利用中の携帯電話端末またはSIMカード、印鑑をご用意の上、店舗でお手続きをお願いいたします。」としています(UQ mobile公式FAQ・解約手続きに必要なものを知りたい・2026年9月7日確認)。UQスポット以外のau Style/auショップでも受け付けています。

💰 結局いくらかかるのか

月の途中でやめても基本使用料は満額。ただし旧プランは日割り

ここがUQモバイルで一番お金に響く点です。公式PDFはこう書いています。

基本使用料、オプション料については、月途中の解約であっても1ヶ月分の料金を、通話料等については、解約日までの料金を、解約月の翌月以降に請求させていただきます。
※以下の料金プランについては、解約月の基本使用料、一部のオプション料は日割り請求となります。(「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」「データ高速+音声通話プラン」「データ無制限+音声通話プラン」「スマホプラン」「くりこしプラン」)

UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(解約時/2025年11月現在)・2026年9月7日確認

つまり「くりこしプラン」や「スマホプラン」など旧プランを使い続けている人だけは、解約月の基本使用料が日割りになるということです。コミコミプランバリューやトクトクプラン2といった現行プランは満額です。コミコミプランバリューの料金ページにも「月の途中でのご解約などの場合、基本使用料は日割りとはならず満額かかります。」と書かれています(UQ mobile公式・コミコミプランバリュー・2026年9月7日確認)。自分のプラン名を先に確認してください。

この旧プランの例外が書かれているのは公式PDFのほうだけです。公式FAQ「月途中で解約する場合、料金は日割りになりますか?」は「月途中で解約する場合、料金は日割りではなく満額のご請求になります。」としたうえで、後述の番号移行の例外しか挙げていません(UQ mobile公式FAQ・月途中で解約する場合、料金は日割りになりますか?・2026年9月7日確認)。FAQだけを読んで「自分も満額だ」と判断する前に、PDFの列挙にプラン名がないかを確かめてください。

なぜ現行プランだけ満額なのかは、契約約款で裏が取れます。第45条(基本使用料及びオプション機能使用料の支払義務)第1項第2号は、契約の解除(番号移行に係るものを除く)があった場合の基本使用料について、起算終了日を「契約の解除を含む料金月の末日」と定めています。そして料金表通則第7項は、解約時の日割りを一般則として掲げながら「ただし、第45条第1項第2号に該当する場合の同号に定める基本使用料については、この限りでありません。」と、まさにこのケースを除いています。「月末まで払う」は重要事項説明書だけの話ではなく、約款そのものに書かれた扱いだということです。逆に番号移行だけが第2号から外されているため、番号移行のときは同条第1項第1号(起算終了日=解除があった日の前日)に戻り、通則の日割りが働きます(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 第45条・料金表通則第7項・2026年9月7日確認)。

例外はもうひとつあります。au・povo2.0への番号移行だけは日割りです。公式FAQは、日割り対象になる手続きを「auからUQ mobileへ番号を変えずに移行」「UQ mobileからauへ番号を変えずに移行」「auまたはUQ mobileからpovo2.0へ番号を変えずに移行」の3つに限定し、UQ mobileから移行する場合の日割り対象を「基本使用料」(自宅セット割のインターネットコース・でんきコースも日割り対象)としています(UQ mobile公式FAQ・月途中で解約する場合、料金は日割りになりますか?・2026年9月7日確認)。ただしこの日割りにも限定句が付いています。解約・MNPページは「移行月のUQ mobileの基本料は日割りとなります。ただし、KDDI⇔沖縄セルラー間の事業者変更を伴うお手続き(MNP)は対象外です。」と書いており、KDDIと沖縄セルラー電話をまたぐ変更は「番号移行」ではなく「MNP」として扱われます(UQ mobile公式・解約・MNP(他社へお乗りかえ)・2026年9月7日確認)。他社へのMNP転出も日割りになりません。

契約解除料は「いつ契約したか」で条件がまったく違う

ここは適用対象を取り違えると数字が独り歩きします。公式の重要事項説明ページの原文は次のとおりです。

【2025年10月1日以降に新規契約された回線】
ご契約から1年以内に解約された場合、最大1,100円の契約解除料がかかります。
【2025年9月30日までに新規契約された回線】
新規契約された回線(対象回線)が1年以内に解約され、①②のいずれかに該当する場合、最大990円の契約解除料がかかります。
① ご利用実態がない場合
② 対象回線の解約日から過去1年以内に、同一名義のほかの回線(契約期間1年以内)が解約されていた場合

UQ mobile公式・重要事項説明(契約解除料について)・2026年9月7日確認

公式ページは区分の始まりを書かず「2025年9月30日までに新規契約された回線」とし、公式FAQは同じ区分を「2024年6月1日~2025年9月30日に新規契約された回線」と書いています(UQ mobile公式FAQ・解約した場合、契約解除料は請求されますか?・2026年9月7日確認)。どちらが正確かは契約約款で確かめられます。附則(KDDI料戦第222号)第2項は「令和6年6月1日から令和7年9月30日の間にUQ mobileⅡ契約の申込み(契約移行又は番号移行に係るものを除きます。)があった契約者回線については」と期間を区切っており、FAQの「2024年6月1日〜」のほうが約款どおりです。重要事項説明ページの書き方は、始まりの日を省いた短い形だと考えてください(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 附則(KDDI料戦第222号)・2026年9月7日確認)。

いつ新規契約したか1年以内に解約したときの契約解除料2026年9月時点での目安
2025年10月1日以降最大1,100円(税込)。利用実態などの上乗せ条件はなく、12料金月以内の解約なら発生します対象になりえます
2024年6月1日〜2025年9月30日
(公式の重要事項説明ページは「2025年9月30日まで」とだけ表記)
通常の解約は0円。①利用実態がない、②解約日から過去1年以内に同一名義の他回線(契約期間1年以内)を解約している、のいずれかに当たる場合のみ990円(税込)12料金月が満了している回線が大半(下記)
2024年5月31日以前この990円の区分(約款附則第222号)の対象外。基本規定の12料金月もとうに過ぎています発生しません

990円のほうは、約款では「次の全てに該当する場合に適用します。」として2つの要件が並んでいます。(ア)「UQ mobileⅡ契約の申込みがあった日を含む料金月から起算して12料金月が経過するまでの間に、そのUQ mobileⅡ契約の解除があったとき。」、(イ)「締結していたUQ mobileⅡ契約が、通常の利用を目的としたものではないと当社が認めたとき。」です。(イ)には注が付き、「その契約者回線に係る通信の利用の実態がないもの」と「そのUQ mobileⅡ契約の解除があった日を含む料金月から起算して前12料金月の間に、同一の契約者名義(…)で締結していた当社の携帯電話サービスに係る他の契約について、それぞれの契約約款におけるアの(ア)の規定に該当する契約の解除があったもの」の2つが挙げられています(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 附則(KDDI料戦第222号)第2項・2026年9月7日確認)。公式ページの「①②のいずれか」も、公式FAQの「以下の両方に該当する場合」も、この「12料金月以内 かつ ①か②」という同じ構造を指しています。表現は違いますが、条件が食い違っているわけではありません。

そのうえで、日付を数えておきます。990円の区分に入るのは2025年9月30日までに申し込んだ回線で、しかも12料金月以内の解約に限られます。約款は「料金月」を「1の暦月の起算日(当社が契約ごとに定める毎暦月の一定の日をいいます。)から次の暦月の起算日の前日までの間」と定義しています。起算日が月初の契約なら、2025年9月に申し込んだ回線は2026年8月で12料金月が満了します。つまり2026年9月の時点では、990円の対象として残っている回線はごくわずかです。起算日は契約ごとに定められるため一律には言い切れませんが、「何年も使ってきた回線をやめると990円取られるのでは」と身構える必要は、まずありません。心配なのは2025年10月1日以降に契約した回線のほうです。

金額の上限には条件が付いています。「各種割引(期間を限定して適用される割引を除く)適用後の月額料金が1,100円(税込)未満である料金プランの契約解除料は、その料金プランの割引後の料金と同額となります」(990円の区分も同様)。さらに「au/povoへの番号移行、8日間キャンセルによるご解約は対象外です。」「契約解除料は解約の翌々月以降の請求となる場合があります。」という注記も付いています(UQ mobile公式FAQ・解約した場合、契約解除料は請求されますか?・2026年9月7日確認)。請求書に出てくるのが2か月先になることがある、という点は覚えておいてください。

「1年以内」の正確な数え方は契約約款に書かれています。料金表第1表第4の2(契約解除料)の適用は「UQ mobileⅡ契約の申込みがあった日(番号移行に係るものである場合は、番号移行前のau契約又はpovo契約の申込みがあった日とします。)を含む料金月から起算して12料金月が経過するまでの間に、そのUQ mobileⅡ契約の解除があったとき。」です(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款・2026年9月7日確認)。

このカッコ書きは見落とされがちです。auやpovoからUQモバイルへ番号移行した人は、UQでの契約日ではなく「移行前のau・povo契約の申込日」から12料金月を数えると読めます。au歴が長い人がUQへ移り、半年でやめた場合でも、この規定に照らせば契約解除料の対象外になります。

お金がかからない場合も、約款にはっきり書かれています。第46条の2第1項は契約解除料の支払義務を定めるにあたって解除から「(番号移行に係るものを除きます。)」と外し、第2項は「前項に定めるUQ mobileⅡ契約の解除が、事業法第26条の3に基づく契約の解除又は事業法施行規則第22条の2の7に定める確認措置を利用したものである場合、契約解除料の支払いを要しません。」と定めています(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 第46条の2・2026年9月7日確認)。FAQの「au/povoへの番号移行、8日間キャンセルによるご解約は対象外です。」という注記は、この条文に対応しています(「事業法第26条の3に基づく契約の解除」=初期契約解除、「確認措置」=8日間キャンセル。どちらも後述します)。

端末の残債は回線の解約とは別物

公式PDFは「分割支払い契約は継続し、分割支払金は引続き請求されます。一括清算をご希望の場合は、解約手続き時に一括清算を選択することが出来ます。なお、一度一括清算を承った後は、解約の有無に関わらず分割への変更はできません。」としています(UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(解約時/2025年11月現在)・2026年9月7日確認)。一括清算はMy UQ mobile(Web)から、解約前でも解約後でも申し込めます(UQ mobile公式FAQ・解約したスマートフォン・携帯電話の分割支払い残額の一括清算方法を教えてください・2026年9月7日確認)。急いで一括清算する必要はありませんが、一度まとめて払うと分割には戻せません。

最初に払った事務手数料は返ってこない

契約時の事務手数料は4,950円(税込/UQ mobile オンラインショップなど同社の運営するウェブサイトでの手続きは3,850円・税込)で、公式は「なお、契約事務手数料は初回のご利用料金とあわせてご請求させていただきます。また、解約されてもこの費用は返還いたしません。」と明記しています(UQ mobile公式・重要事項説明(事務手数料について)・2026年9月7日確認)。契約約款の料金表でも、契約事務手数料は1契約ごとに税抜4,500円(税込4,950円)、当社所定のアプリケーション又はWEBサイトでの手続きは税抜3,500円(税込3,850円)と定められています(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 料金表第1表第5(手続きに関する料金)・2026年9月7日確認)。

MNP転出そのものの手数料は0円です。公式の「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)解約時の諸費用」の例では、契約解除料0円+MNP転出手数料0円+転出先の携帯電話会社の新規契約事務手数料3,300円=諸費用合計3,300円と示されています(同ページに「※金額は一例です」との注記あり)(UQ mobile公式・解約・MNP(他社へお乗りかえ)・2026年9月7日確認)。いっぽうau・povo2.0への番号移行については、同じページが「別途UQ mobileのお手続きにかかる手数料については、こちら または店頭でご確認ください。」と書くにとどまり、金額はこのページには載っていません〔未確認〕。番号移行なら無料と決めつけず、移行先の案内で確かめてください。

つまずきポイント:損をしやすい順に並べました

1回線やめると、家族の料金が上がることがある

読者が一番損をしやすいのがここです。公式PDFは、自宅セット割と家族セット割で書き方をはっきり分けています。

・家族セット割にお申し込みの場合は、解約によりほかの回線の割引に変更が生じる場合があります。
・自宅セット割にお申し込みの場合は、解約により割引が終了となります。

UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(解約時/2025年11月現在)・2026年9月7日確認

家族セット割のほうにだけ「ほかの回線の割引に変更が生じる場合があります」と書かれている点に注目してください。家族セット割は1回線あたり月550円の割引ですが、公式ページは「割引対象の料金プラン」と「家族人数のカウント対象料金プラン」を別々に定義しています。割引対象はトクトクプラン2(新規受付終了のトクトクプラン・ミニミニプランを含む)で、カウント対象にはコミコミプランバリューなども入ります(UQ mobile公式・家族セット割・2026年9月7日確認/同ページには「掲載の内容は2026年9月1日現在の情報です。」との注記があります)。

つまり、自分は550円の割引を受けていない回線(カウント対象プランのみの回線)でも、その回線をやめると家族側の割引条件に影響しうるという構造です。公式FAQも、割引が終了となるケースのひとつに「『家族セット割』の割引グループから外れた」を挙げています(UQ mobile公式FAQ・家族セット割の割引が終了となるケースを知りたい・2026年9月7日確認)。家族の誰かがやめる前に、残る回線の割引がどうなるかを窓口で確認してください。

自宅セット割については、解約するとその回線の割引が終わる、という記載までしか公式には見当たりませんでした。自宅セット割・家族セット割の各ページ、解約にあたっての重要事項説明書、自宅セット割関連のFAQを確認しましたが、「1回線やめてもほかの回線の自宅セット割は続く」と正面から書いたページは見つかっていません〔未確認〕。判断が分かれる場合は窓口で確認するのが確実です。説明と実際の請求が食い違ったときは、消費者ホットライン188で最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。

タイミングにも差があります。自宅セット割のページは「UQ mobileを解約された場合、お手続きの当月分をもって割り引きの適用を終了します。」としつつ、「対象サービスを解約された場合、割り引きの適用は解約月の前月をもって終了します。」とも書いています(UQ mobile公式・自宅セット割・2026年9月7日確認)。ネットや電気のほうを先に解約すると、その月の割引がさかのぼって消えるという向きの違いです。UQモバイルより先にネット回線を切り替える予定の方は、順番に注意してください。

未払いがあると転出を断られることがある

MNP転出時の重要事項説明書には「移転先事業者の手続き完了と同時に、UQ mobile は自動解約となります。ただし、UQ mobile ご利用料金のお支払いに滞りがある場合は移転手続きをお断りする場合がございます。」とあります(UQ mobile 解約にあたっての重要事項説明書(他社へのMNP転出時/2026年5月現在)・2026年9月7日確認)。乗りかえの直前に未払いを片付けておくのが安全です。

au・povoへ移るときは名義が同じでないと通らない

番号移行では「ご名義は移転元の契約名義と同一である必要があります。」と定められています。旧姓のままなら先に改姓手続きを、契約者を変えたいなら譲渡・家族間譲渡の手続きが必要です(UQ mobile公式FAQ・番号移行の際、契約名義は移行前と移行後で同じである必要はありますか?・2026年9月7日確認)。契約者が亡くなった場合の解約は店舗のみで、来店者の本人確認書類と死亡が確認できる書類が必要です(UQ mobile公式FAQ・契約者が亡くなったため解約したい・2026年9月7日確認)。

SIMカードは「返却」ではなく「破棄」

UQモバイルのSIMカードは貸与されているものですが、解約後に返送する扱いにはなっていません。契約約款第28条(SIMカードの情報消去及び破棄)は、解約があったときなどについて次のように定めています。

2 当社のSIMカードの貸与を受けているUQ mobileⅡ契約者は、前項の各号に該当する場合、当社の指示に従ってそのSIMカードに切り込みを入れ、これを破棄していただきます。

UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 第28条第2項・2026年9月7日確認

返送用の封筒を待つ必要はありません。ただし店舗で解約する場合は、前述のとおり端末またはSIMカードを持参します。

au IDとメールアドレスの扱いが、解約と番号移行で違う

純粋な解約の場合、公式PDFは「au ID を電話番号でご利用の場合、解約後は『au/UQ 電話番号+_(半角アンダーバー)+解約年月日(西暦8桁)』に変更となります。」としています。一方、MNP・番号移行の場合は「au ID のログインを電話番号でご利用の場合、同じ電話番号でご利用いただけます。」です(解約にあたっての重要事項説明書(解約時)同(他社へのMNP転出時)・2026年9月7日確認)。au PAYやPontaポイントに紐づくIDが変わるかどうかが変わってきます。

また、メールサービスオプション(〇〇〇〇@uqmobile.jp)のアドレスは使えなくなります。auかんたん決済(通信料金合算支払い)に登録しているサービスは、解約の当月中にクレジットカード払いなどへ変更しないと決済に失敗し、サービスによっては自動解約になると公式が案内しています(UQ mobile公式FAQ・解約後の料金の支払方法を教えてください・2026年9月7日確認)。

⚖️ 法律上の位置づけ:契約から8日以内なら、まったく別の道がある

携帯電話・格安SIMの契約は特定商取引法ではなく電気通信事業法が土台です。訪問販売のクーリング・オフとは制度が違うので、呼び方から分けて考えてください。この分野の武器は、同法第26条の3の「初期契約解除制度」です。

電気通信事業者と第二十六条第一項第一号又は第二号に掲げる電気通信役務の提供に関する契約を締結した利用者は、総務省令で定める場合を除き、前条第一項の書面を受領した日(当該電気通信役務(第二十六条第一項第一号に掲げる電気通信役務に限る。)の提供が開始された日が当該受領した日より遅いときは、当該開始された日)から起算して八日を経過するまでの間(…)、書面により当該契約の解除を行うことができる。

e-Gov 電気通信事業法 第26条の3第1項・2026年9月7日確認

読み落とされやすい点が3つあります。第一に「総務省令で定める場合を除き」という限定が付いているため、8日以内なら誰でも無条件、というわけではありません。第二に、起算日は契約日ではなく「書面を受領した日」(サービス開始日が後ならその日)です。第三に、効力は「発した時」に生じます。

前項の規定による電気通信役務の提供に関する契約の解除は、当該契約の解除を行う旨の書面を発した時に、その効力を生ずる。

e-Gov 電気通信事業法 第26条の3第2項・2026年9月7日確認

相手に届いた日ではなく投函した日が基準なので、消印が残る方法で送るのが安全です。UQモバイルの契約約款第16条(初期契約解除の取扱い)も、法律と同じ組み立てになっています。

UQ mobileⅡ契約者は、(中略)事業法施行規則第22条の2の7第1項各号のいずれかに該当する場合を除き、その契約書面(中略)を受領した日又は対象契約に係るUQ mobileⅡサービスの提供を開始した日(変更契約にあっては、その効力を発した日とします。)のいずれか遅い日から起算して8日を経過するまでの間に、当社に対して書面(はがき又は封書その他の紙媒体であって、対象契約を特定するために必要な情報が記載されたものに限ります。)を発すること又は当社が別に定める方法により通知することにより、事業法第26条の3の規定に基づき対象契約の解除(以下「初期契約解除」といいます。)を行うことができます。この場合、その書面の発送等に要する費用は、UQ mobileⅡ契約者に負担していただきます。

UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 第16条第1項・2026年9月7日確認

この条文には続きがあり、効力がいつ生じるかも定められています。同条第2項は「初期契約解除は、UQ mobileⅡ契約者が前項の書面を発した日(初期契約解除に際してMNP又は番号移行を利用する場合は、その電話番号の移転先となる電気通信サービスにおいて当該電話番号の利用が開始された日とします。)又は通知をした日に効力を生じます。」としています(UQ mobile通信サービスⅡ契約約款 第16条第2項・2026年9月7日確認)。書面のほかに「当社が別に定める方法により通知する」道も用意されている一方、初期契約解除と同時に他社へ番号を持っていく場合だけは、投函した日ではなく移転先で番号が使えるようになった日が基準になります。

初期契約解除をした場合、事業者は違約金などを請求できません。ただし、ただし書があります。

電気通信事業者は、第一項の規定による…契約の解除があつた場合には、当該契約の解除をした者に対し、当該契約の解除に伴い損害賠償若しくは違約金を請求し、又はその他の金銭等…の支払若しくは交付を請求することができない。
ただし、当該契約の解除までの期間において提供を受けた電気通信役務に対して当該契約の解除をした者が支払うべき金額その他の…総務省令で定める額については、この限りでない。

e-Gov 電気通信事業法 第26条の3第3項・2026年9月7日確認

使った分の通信料や事務手数料などは請求されうるということです。「1円も払わずに済む」とは書けません。一方で、規約に「初期契約解除はできません」と書いてあっても、その特約は効きません。同条第5項は「前各項の規定に反する特約で利用者に不利なものは、無効とする。」と定めています。

「8日間キャンセル」は初期契約解除とは別の制度

UQモバイルの公式サイトで大きく案内されているのは、初期契約解除ではなく「8日間キャンセル(確認措置制度)」のほうです。これは業界の自主基準にもとづく代替制度で、法律の初期契約解除とは条件が違います。同一視しないでください。

お客さまが以下(1)、(2)のいずれかの確認を実施し、ご自宅の電波状況、当社および販売店の法令遵守状況が不十分であることが明らかな場合または当社都合で電波調査を実施しない場合には、お客さまは当社所定の申告を行うことで【契約解除の対象となる関連契約】に記載の各種契約を解除することができます。

UQ mobile公式・重要事項説明(8日間キャンセル(確認措置制度)について)・2026年9月7日確認

申告先は、販売店で申し込んだ場合は手続きした販売店、UQ mobile online shopまたはMy UQ mobileで申し込んだ場合はUQ mobileお客さまセンターです。電波が理由の場合は申込当日を含む8日以内に「電波サポート24」へ連絡し、その受付メールの受信日を含む8日以内に申告します。なお同ページには「UQ mobileはご自宅の訪問調査および電波改善機器提供の対象外です。」との注記もあります。そして初期契約解除については「初期契約解除については契約書面に詳細が記載されていますのでご確認ください。」としか書かれていません(UQ mobile公式・重要事項説明(8日間キャンセル(確認措置制度)について)・2026年9月7日確認)。2つの制度が並んでいて、サイト上で目立つのは自主基準のほうだ、という構造を知っておくと迷いません。

電話がつながらないときに使える条文

電気通信事業法第27条は「電気通信事業者は、…利用者からの苦情及び問合せについては、適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。」と定めています。UQモバイルは問い合わせページで「【電話窓口混雑について】My UQ mobileでのお手続きや、チャットでのお問い合わせをお願いいたします。」と案内しており、電話番号は「アプリがご利用できない場合」として0120-929-818(10:00〜19:00・年中無休)が掲載されています。つながらないこと自体をもって「違法だから解約できる」とはなりませんが、記録を残して相談する根拠にはなります。

なお同法第27条の3第2項第2号は、契約の解除を不当に妨げる提供条件を禁じていますが、この規定の対象は総務大臣が指定した事業者に限られます。同条第3項は「第一項の規定による移動電気通信役務の指定及び電気通信事業者の指定は、告示によつて行う。」と定めており、誰が対象かは告示を見ないと分かりません(e-Gov 電気通信事業法 第27条の3・2026年9月7日確認)。KDDI・沖縄セルラー電話が現時点で指定を受けているかは、総務省サイトの該当ページを取得できず本記事では確認できませんでした〔未確認〕。全事業者に自動的に当てはまる規定ではない、という点だけ押さえてください。個別の事業者を違法だと断定できるのは総務省や裁判所であって、利用者側ではありません。

手続きで納得できないことがあれば、消費者ホットライン188に相談できます。郵便番号などを入力すると、最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してもらえます(消費者庁・消費者ホットライン・2026年9月7日確認)。

📗 これからUQモバイルを契約する人へ

  • 解約は電話ではできません。My UQ mobileにログインできる状態を必ず維持してください。IDとパスワード、暗証番号4桁は控えておきます。
  • 現行プランは解約月の基本使用料が満額です。やめる月を選ぶなら、月初に解約しても得はしません。
  • 2025年10月1日以降の新規契約は、申込月から12料金月以内の解約で最大1,100円(税込)の契約解除料がかかります。利用実態などの上乗せ条件はないので、短期で試すつもりなら12料金月を数えておいてください。
  • 家族で申し込むなら、誰かがやめたときに残りの割引がどうなるかを契約時に確認しておくと、あとで揉めません。
  • 契約直後に「話が違う」と感じたら、8日という期限が2種類あることを思い出してください。初期契約解除は書面を発した時点で効力が生じます。

よくある質問

どうしても電話で解約したいのですが、方法はありませんか?

解約だけを目的とした電話窓口はありません。公式が「2024年9月12日をもって、お電話での解約のお手続きは終了いたしました。」と告知しています。ただしMNP転出であれば0120-001-659(9:00〜20:00・年中無休)で受け付けています。番号を捨てるつもりでも、いったんMNP予約番号を取って他社へ移り、そちらで解約するという回り道は理屈のうえでは可能です。ただし転出先の事務手数料がかかるため、Webか店舗を使うほうが素直です。

月末に解約したほうが得ですか?

現行プランは解約月の基本使用料が満額なので、月内のどのタイミングでやめても請求額は変わりません。強いて言えば「月末ぎりぎりを避ける」のが実務的です。21:10以降の受付は解約日が翌日になり、それより前でも混雑で翌日にずれる場合があると公式が断っているため、月末最終日の夜に手続きすると翌月分が発生する可能性があります。旧プラン(くりこしプラン、スマホプランなど)を使っている方だけは日割りなので、早くやめるほど請求は小さくなります。

SIMカードは郵送で返さなくていいのですか?

契約約款第28条第2項は、解約があったときなどについて「当社の指示に従ってそのSIMカードに切り込みを入れ、これを破棄していただきます。」と定めています。返送を求める規定ではありません。ICチップ部分に切り込みを入れて処分してください。店舗で解約する場合は、本人確認書類・端末またはSIMカード・印鑑を持参します。

まとめ

  • 解約はMy UQ mobileか店舗の2択。電話受付は2024年9月12日で終了しています。
  • MNP転出には電話窓口(0120-001-659・9:00〜20:00)が残っています。相談は0120-923-801です。
  • 解約月の基本使用料は満額。日割りになるのは旧プランと、au・povo2.0への番号移行だけです。
  • 契約解除料は契約時期で条件が変わります。2025年10月1日以降の契約は12料金月以内の解約で最大1,100円(税込)。2024年6月1日〜2025年9月30日の契約は条件付きで990円(税込)ですが、こちらは12料金月が満了している回線が大半です。
  • 家族セット割は、1回線の解約がほかの回線の割引に影響する場合があると公式が明記しています。やめる前に確認してください。
  • 契約直後なら、初期契約解除(電気通信事業法第26条の3)と8日間キャンセル(確認措置制度)という別々の制度があります。困ったら188へ相談できます。

出典一覧

目次