今回は、女性専用全身脱毛サロン「銀座カラー」の契約と支払いについてお伝えします。
本記事は医療行為の効果・安全性について判断するものではなく、契約・解約手続きに関する公式情報および公的機関の情報を整理したものです。
結論から言うと、銀座カラーはすでに倒産しており、通常の意味での「解約」という選択肢自体が存在しません。この記事では、その実情と、いま支払いが残っている方が具体的に何をすればよいかを、公式情報をもとにまとめました。
銀座カラーは2023年12月に破産し、全店舗が営業を停止しています。解約の連絡をしても施術や返金は受けられませんが、クレジットカードやローンの支払いが今も続いている場合は、信販会社に直接連絡することで支払いを止められる可能性があります。
ヤクちゃん銀座カラーってまだ営業してるんでしたっけ?回数プランが途中で残ってるので、解約の連絡をしようと思ってるんですが。
カイくん実は銀座カラーは2023年12月に運営会社が破産して、全店舗が営業を停止しているんです。
今から解約の手続きをしても、施術を受けることも、残り分の返金を受けることもできません。
ただし、クレジットカードやローンの支払いがまだ続いている方は、信販会社に直接連絡することで止められる場合があるので、そこは確認しておいたほうがいいですよ。
この記事では、「銀座カラーは今どうなっているのか知りたい」「解約したいけど連絡先が分からない」「クレジットやローンの支払いをどうすればいいか知りたい」という方向けに、破産管財人による公式情報をもとに実情と対応方法をまとめました。
結論:銀座カラーは2023年12月に破産済み。解約より先に支払いの確認を
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社エム・シーネットワークスジャパン(東京都港区) |
| 現在の状況 | 2023年12月15日、東京地方裁判所より破産手続開始決定。全店舗の営業を停止しており、サービスを引き継ぐ会社はないと公式に案内されている |
| 解約の可否 | 連絡しても施術・返金は受けられない(通常の解約手続きが機能しない状態) |
| 返金 | 破産手続の性質上、現時点で返金の見込みはなし(クーリング・オフでも同様) |
| クレジット・ローンの支払い | 自動的には止まらない。契約している信販会社・クレジットカード会社へ直接連絡が必要 |
| 契約区分 | エステティックサービス契約(美容医療ではない) |
負債総額は約58億円、影響を受けた利用者(債権者)は約10万人とされていますが、これらは破産管財人による調査が完了していない時点での数字です。破産手続は本記事執筆時点でも継続中で、返金(配当)が実施できるかどうかはまだ決まっていません。
(株式会社エム・シーネットワークスジャパン 破産管財人ホームページ・2026年9月5日確認)
🔑 「クーリング・オフをすれば返金される」は誤り
特定商取引法上、通常のクーリング・オフは「無条件で全額が戻ってくる」制度として知られています。しかし銀座カラーのケースでは事情が異なります。破産管財人の公式Q&Aでは、中途解約の場合と同様に「仮にクーリング・オフをしても…返金はできません」と明記されています。これは銀座カラーの契約や対応が特別に悪質というわけではなく、会社そのものが破産して財産がほとんど残っていないため、法律上どのような解約方法をとっても支払い済みのお金は戻らない、という破産手続特有の事情によるものです。契約前に「やめ方」を調べる際は、この「倒産後は解約の種類を問わず原則として返金されない」という点を知っておく必要があります。
(破産管財人ホームページ「脱毛サロンのご利用者様に関するQ&A」・2026年9月5日確認)
💰 支払ったお金・残っているローンはどうなるのか
① 破産会社への返金は基本的に見込めない
現金や一括払いですでに支払った分、また回数プランの未消化分について、破産会社(銀座カラー)から個別に返金を受けることはできません。将来、破産管財人による財産の換価(売却して現金化すること)が進み、配当できるだけの財産(破産財団)が形成された場合に限り、債権者全体に対して一律の配当率で一部が支払われる可能性はありますが、本記事執筆時点(2026年9月)でもその見込みは立っていません。中途解約の手続きをしても、この点は変わりません。
② クレジットカード・ローンの分割払いは自動的には止まらない
信販会社やクレジットカード会社との分割払い(ローン)を利用していた場合、その支払いは銀座カラーとの契約とは別に、利用者と信販会社の間の契約になります。そのため、破産管財人側の判断で引き落としを止めることはできず、何もしなければ請求・引き落としは続く可能性があります。ただし、代金総額が4万円以上のローン・クレジットを利用している場合、割賦販売法に基づく「支払停止等の抗弁」を信販会社に対して主張できる可能性があるとされています。認められるかどうかは契約内容によって異なるため、契約している信販会社・クレジットカード会社に直接問い合わせて確認する必要があります。
⚖️ 運営の安定性について
運営会社の株式会社エム・シーネットワークスジャパン(東京都港区六本木三丁目2番1号)は、2023年12月15日午後9時00分、東京地方裁判所へ自己破産を申し立て、同日中に破産手続開始決定を受けました(事件番号:東京地方裁判所令和5年(フ)第7900号、破産管財人:上野保弁護士)。負債総額は約58億円、債権者数は約10万人とされています(いずれも債権調査未了のため確定値ではありません)。
破産手続開始と同時に全店舗の営業を停止しており、破産管財人の公式Q&Aでは「銀座カラーの脱毛サービスを承継する会社はいない」と明記されています。一部のサービスは提携先の「じぶんクリニック」でも提供されていましたが、こちらも現在は一切受けられません。コールセンターは2024年1月15日に廃止されており、破産管財人への連絡は公式サイトの問い合わせフォームのみとなっています。
なお、契約主体が「銀座カラー」というブランド名と、実際の運営会社「株式会社エム・シーネットワークスジャパン」で異なる点、また一部施術が提携する医療機関(じぶんクリニック)で提供されていた点は、脱毛・美容業界でよく見られる一般的な事業構造であり、それ自体が不自然というわけではありません。
📗 これから別の脱毛サロンと契約する人へ
契約前に「やめ方」を確認しておくのは、消費者庁・国民生活センターも推奨している行動です。もし、次に契約するサロンを探すためにこのページを見ているのだとしたら、あなたの調べ方は正しいです。
今回の銀座カラーのケースから、契約前に知っておくと安心なことは2つです。
①「解約できるか」だけでなく「会社がなくなったらどうなるか」も考えておく
今回のように運営会社が破産すると、契約書上の解約規定がどうであっても、実際には返金を受けられないことがあります。長期プランや高額プランほど、支払い済みの金額が大きい分、影響も大きくなります。
②現金一括より、クレジット・ローン払いのほうが「もしも」のときに動ける余地がある
現金で一括払いした場合、事業者が倒産すると事実上打つ手がなくなります。一方、クレジットカードやローンの分割払いを利用している場合は、割賦販売法に基づく「支払停止等の抗弁」など、信販会社側に相談できる余地があります。
よくある質問
Q. 銀座カラーはまだ営業していますか?
A. いいえ。2023年12月15日に運営会社が破産し、全店舗が営業を停止しています。サービスを引き継ぐ会社もないと公式に案内されており、今から契約・施術を受けることはできません。
Q. 中途解約すれば、残っている回数分のお金は返ってきますか?
A. 返ってきません。破産手続の性質上、破産会社から個別に返金することはできないと公式に案内されています。中途解約だけでなく、クーリング・オフを行った場合も同様に返金は受けられません。将来、配当が実施される場合に限り一部が戻る可能性はありますが、現時点でその見込みは立っていません。
Q. クレジットカードやローンの引き落としを止めたいのですが、どうすればいいですか?
A. 破産管財人側では支払いを止めることができないため、契約している信販会社・クレジットカード会社に直接問い合わせる必要があります。代金総額が4万円以上のローン・クレジットの場合、割賦販売法に基づく「支払停止等の抗弁」を主張できる可能性があるので、契約先に確認してみてください。
